代表って何するの?

気になりますよね。
どの店舗も代表、という立場や業務内容は違ってくると思います。
当店の場合は、オーナー 兼 代表(プレイヤーとしても健在)としてお仕事をしておりますが、別でオーナーがおり、代表職を任されている店舗様もいらっしゃると思います。

私の場合は主に、売り上げの管理やマーケティング、ロイドの売り込み(プロデュース)、応募者の最終面接、イベントや配信の企画、そして一番大事なのがお客様やロイドの相談に乗る、聞き役です。

もしかしたら、最後の「聞き役」というのは珍しいかも知れません。

とくに大手であれば、代表とキャストが親密という関係はあまりなく、登録して個々に自由に発信をし、お客様を獲得していくという事が通常でしょう。

当店の場合は、芸能事務所に似たところがあり、キャストに対しては、プロデュースの段階から関係性が作られていきます。

ロイドに指名が入るには、どう売り込んだら良いか? 当店のお客様の層に合った売り込み方は何か?

など、ただ入店して終わりではなく、個々に仕事に繋がりやすくする為の方法を一緒に模索していきます。

その為、スタジオ撮影を終えた後に、写真がいまいちの子は、私が直接、街を歩きながら写真を撮り、その子の良さを見出す、という作業を行っております。

「聞き役」という点に関していうと、ロイド達のストレスや不安、普段の悩みなどを聞く、という事が主です。

お客様に対する「聞き役」というのは、例えば「お気に入りのロイドに誕生日プレゼントを用意したいのだけども、欲しいものをうまく聞き出してくれないか?」という案件もあれば、
「少し意見の食い違いがあって、気まずくなってしまったのだけど、どうしたら良いでしょう?」などリアルに恋仲の相談?のような事も聞いたりします。

私はこのような性格(竹を割った)なので、お客様が「もう彼とは(該当するロイド)終わりにしたいと思っていて…」という相談であれば、「うん、ばっさり捨てましょう!」と回答する事もありますし、今後もうまくお付き合いしていきたいという前向きな相談であれば、それに向けてロイドにも話をし、お客様とロイドがまた楽しい時間を過ごせるように、ケアをしていくという事をしています。

この「聞き役」に関しては、あまり他店では聞かないかも知れませんし、「キャストとの関係はほっておいてよ!」というお客様であればデメリットに感じるかも知れません。

ただ、当店をご利用されるお客様は、この「聞き役」をプラスとして捉えてくださる方も多く、私自身が、学校の三者面談に出席している先生のような立場かも知れません(笑)

さて、代表として仕事をしていく中で、一番怖いのは「間違った方向性・間違った答え」を出してしまう事。
戦国時代においても、大名の右腕として参謀がいるように、やはり代表としての私にとっても、そのような存在が必要、という時が多々あります。

現在は、当店のナンバーワンロイドでもあり、私の右腕、相談役としても活躍している松下雄という存在がいます。

彼には「裸の王様にならないように、しっかりと見張って欲しい」と伝えてあり、代表として偉ぶった態度を取ったり(たぶんした事はないですが)、間違った方へ皆を導こうとした時は、躊躇なく意見を出してもらうようにしています。

その為、イベントなどの企画においても、起案をし、一度参謀に相談をしてから、イベントとして進行する事にしています。

このように、当店は私自身が完璧ではない為、出来たロイド達に支えられて運営がされております。

代表の運営次第で、各店舗のカラーがかなり変わってきますが、当店がこのようなカラーなのは、私のせい、だからでしょう(苦笑)